量販向け3D LiDAR 技術 Livoxセンサー、599ドルで販売開始

2019/06/13

Livoxは、3Dセンシング技術の分野で、世界中のイノベーター、プロフェッショナル、エンジニアと密接に関わりながら、信頼性が高くコンパクトで、すぐに使えるソリューションを紹介し、LiDARセンサー市場に変革をもたらしています。長年の研究開発と徹底的な試験期間を経て、Livoxは3種類の高性能LiDARセンサー Mid-40/Mid-100、Horizon、Tele-15を発表しました。

量販向け3D LiDAR 技術 Livoxセンサー、599ドルで販売開始


 

Livoxは、3Dセンシング技術の分野で、世界中のイノベーター、プロフェッショナル、エンジニアと密接に関わりながら、信頼性が高くコンパクトで、すぐに使えるソリューションを紹介し、LiDARセンサー市場に変革をもたらしています。長年の研究開発と徹底的な試験期間を経て、Livoxは3種類の高性能LiDARセンサー Mid-40/Mid-100、Horizon、Tele-15を発表しました。すべてのセンサーは、幅広い業界での適用を念頭に開発されており、精度、範囲、価格、およびサイズを組み合わせ、トップクラスの品質を提供します。

 

 

Mid-40/Mid-100センサーは、すぐに購入可能なLivoxセンサーで、様々な環境条件下で3次元空間情報を正確に検知し、例えば、自動運転、ロボット工学、マッピング、物流、セキュリティ、捜索救助などの分野で、不可欠な役割を果たします。


 

 

*Livox Midセンサーによる点群


 

 

*Livox Teleセンサーによる点群


 

 

*Livox Horizonセンサーによる点群

 

 

低コストで量産可能

 

従来、高性能の機械的なLiDAR製品は、熟練した人員を必要とします。結果として、極めて高価なため、供給が不足しています。3Dマッピングや測量からロボット工学やエンジニアリングまで、様々な業界におけるLiDAR技術の採用を促進するために、Livox Mid-40/Mid-100は優れた性能を維持しながら、コスト効率を考慮して開発されています。Livox-40の量産は、一日数百台に達しています。


 

高額なレーザー発射装置や、製品としては未熟なMEMSスキャナーを使用する代わりに、Mid-40/Mid-100は、発光と検知に低コストの半導体部品を採用しています。走査ユニットを含む光学システム全体は、光学レンズ業界で使用されているものと同様の、実績がありかつ容易に入手できる光学部品を使用しています。このセンサーは、また独自に設計された低コストの信号取得方法を導入し、優れた性能を達成します。これらのすべての要因により、Mid-40を1台599ドルという手ごろな価格で提供できます。

 

 

Livox Mid-40/Mid-100には、同軸設計を利用する大口径屈折走査方式が採用されています。この手法では、はるかに少ない数のレーザー検出器の組み合わせを使用しながら、高い点密度と検出距離を維持します。この設計は、製造工程における光線位置合わせの困難さを劇的に減少させ、生産量の大幅な増加を可能にします。

 

 

パワフルでコンパクト

 

Mid-40センサーは、最大260mの検知範囲で、38.4°の円形FOVをカバーしています(対象物の反射率が80%の場合)。一方、Mid-100は、3台のMid-40ユニットを内部で組み合わせ、98.4°(水平)× 38.4°(垂直)の水平方向の拡張FOVを形成します。Mid-40の点率は100,000 点/秒で、Mid-100の点率は300,000 点/秒となっています。各センサーの範囲精度 (1σ @ 25m)は2 cm、角度精度は 0.1°m未満です。

 

Livoxセンサーの先進の非反復走査パターンが、高精度な詳細情報を提供します。さらに、これらの走査パターンは、短時間で高い点密度を提供し、さらに持続時間が増えるにつれて、より高密度なデータを構築できます。Midシリーズは、従来の32層のLiDARセンサーと同等か、それ以上の点密度を達成できます。

 

 

Livoxは、この水準の3Dセンシング機能で、ハードウェアと機械設計を最適化し、コンパクトサイズのMidセンサーを、既存の設計に簡単に組み込むことができます。

 

 

信頼性と安全性

 

すべてのLivox LiDARセンサーは、個別に徹底的な試験が実施され、様々な 環境下で動作することが証明されています。誤検出率は、100 klxの日光条件下でも1万分の1未満です。各センサーのレーザー出力は、IEC 60825-1(2014)に準拠したクラス1レーザー製品の要件を満たしており、人間の目に安全です。Mid-40/Mid-100は、-20°C~65°Cの温度範囲で動作し、異なる反射率を持つオブジェクトの点群データを常に確実に出力します。2000台を超えるLivox Midシリーズには、量産前に、合計64回の厳格な試験が実施されています。Livox LiDARは、可動電子機器を一切使用していません。そのため、従来の回転式LiDARユニットでよく見られるスリップリングの不具合などの問題を回避できます。また、Livoxは、ソフトウェア、ファームウェア、およびアルゴリズムなど光電子工学システムを最適化し、雨、煙、霧などの様々な条件下での環境適応性能を強化しました。

 

Livox ハブ

 

Livox ハブで、Livox LiDAR センサーとデータ出力を効率的に統合·管理できます。LivoxハブをLiDAR SDKと併用すると、ソフトウェアとハードウェアへのアクセスを一本化でき、開発プロセスをシンプルかつ効率的に行えるようになります。Livoxハブは、最大9台の LiDARセンサーに同時にアクセスすることができ、10-23Vの範囲で入力に対応しています。

 

Livox SDK

 

LiDARの無限のポテンシャルを引き出せるように、Livox SDKは豊富な必須ツールを提供し、独自のアプリケーションやアルゴリズムの開発をサポートします。Livox SDKは、Linux/Windows/ROSのCやC ++など様々な開発プラットフォームに対応し、Livox Mid-40、Mid-100、Horizo​​n、Tele-15、Hubといった既存のすべての製品に適用できます。

 

価格と販売時期

 

Livox Mid-40センサーの米国での小売価格は、599ドルです。Livox Mid-100センサーの小売価格は1,499ドルです。(その他の地域でのMid-40/Mid-100の価格:EU:599ユーロ/1,499ユーロ、UK:539ポンド/1,339ポンド、日本:77,490円/197,100円)

 

60台以上のMid-40、または30台以上のMid-100のご注文については、Livoxセールス担当、sales@livoxtech.comまでお問い合わせください。

 

本日より、Livox Mid-40/Mid-100 LiDARセンサーは、EU、米国、カナダ、オーストラリアおよび日本のDJIオンラインストア(https://store.dji.com/product/livox-mid)で販売を開始いたします。前述以外の地域でLivox製品をご購入されたい場合も、sales@livoxtech.comへお問い合わせください。

 

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